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冬の猫

この会話は『』の中にあなたの言葉を入れてください。『』の中にヒントがあります。

 

『仕事が忙しくて生活に余裕がないようです』

「ブラック会社?」

『公務員だそうです』

「それは大変」

『自分が納得できるように仕事をやっていると、一杯一杯になるようです』

「じゃ、家の中で飼っている猫を考えてみたら。冬、猫はどこにいると思う?」

『??????』

「猫は一番気持ちのよいところにいるんだよね。ストーブの前の暖かいところ。人間も含め動物はより良い場所、より快適に生きていけるような場所を求めているのかなー」

『・・・・・・』

「ちょっとだけズルく生きていいんじゃない」

『!!!!!!』

「簡単な仕事でも多くなるとできなくなるし、間違いが多くなるかもね」

『!!!!!!』

「コミュニケーションを工夫することで、たくさんの仕事を受けずに済んだり、人に仕事をお願いできるって知ってる?」

『??????』

「その前に変なこだわりがあったら、捨ててしまえばいいと思うよ。もっと自分を大切に生きていこうよ」

 

別のクライエントに「冬の猫」の話をしてみた。

「猫はどうすると思いますか?暖かいかどうかわからない中途半端なところにはいませんよね。暖かいストーブの前にいると思いませんか?」

「いえ、私の猫は毛布の中にいます」

「えーーーー!」

ここで、心理学の教科書に載っている有名な実験、「ハーロウの実験」を思い出した。

針金で作った母サルとスポンジとタオルで作った母サルとでは子サルはどういう行動をとるかという実験である。子サルは柔らかくて心地よい母サルを好み、接触して、愛着を生み出すというものである。

まさかとは思ったが、ネコにもそのような・・・・?

参照:心理学を変えた40の研究   ロジャー・R・ホック 編 

 

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